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筋肉はパワーだけじゃない!本当に大切な筋肉のバランスについて

こんにちは。Tatsuya@PT,pilatesです。

前回はピラティスとその効果についてお伝えしました。

今回は姿勢・痛み改善に大切な"筋肉のバランス"についてお伝えします。

筋肉って何個あるの?

そもそも全身の筋肉が何個あるのかご存知でしょうか?

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人の筋肉は、大きいものから小さいものまで、全部含めて約600個あります。

身体を動かすために使う筋肉以外にも、心臓を動かすための筋肉など、自分で意識して動かすことのできない筋肉もあります。

主に運動することで鍛えることができるものは、骨格筋と呼ばれます。

毎日の生活の中で、全ての筋肉を満遍なく使えると身体は衰えにくいのですが、実際は

大半の人が満遍なく使えておらず、姿勢の崩れや慢性痛を起こしています。

筋肉の役割

もちろん筋肉には身体を動かすという役割がありますが、その他にも

  1. 身体を支える
  2. 組織を守る
  3. 保温、代謝を上げる
  4. ポンプの役目

このような役割があります。

姿勢・痛み改善にはどれも大切な役割になってきますが、特にポイントになるのが「身体を支える」役割です。

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イラストを見ると、筋肉のバランスが良い状態と悪い状態では、どちらが身体を支えることができているかわかると思います。

この筋肉のバランスの崩れが全身に起こることで姿勢の崩れが起こるのです。

もちろん骨の位置がズレてしまうので、関節の位置もズレますよね。

慢性痛の元となる関節のズレが起こってしまうというわけです。

関連記事>>痛みと姿勢の関係

筋肉バランスの種類

筋肉バランスには「強い・弱い」だけでなく、他にも種類があります。

  • 筋肉が 強い or 弱い
  • 筋肉が 長い or 短い
  • 筋肉が 硬い or 柔らかい
  • 筋肉が 太い or 細い

4種類の筋肉バランスがあります。

例えば、筋肉が強くても、硬くて細ければNGです。

特に「身体を支える」という部分に着目すると、"筋肉の長さ"が重要になります。

f:id:tk-reha:20191105122739j:plain筋肉は長い方と短い方、どちらも問題になっていることが多いです。

もちろん強さ(筋力)も大切なのですが、姿勢改善や痛み改善をするためには他のバランス要素も考える必要があります。

「運動しているのに一向に痛みが改善しない!」といった経験はありませんか?

それは筋肉を鍛えて筋力アップを図っても、"筋肉の長さ"など、他のバランス要素に変化が起こってないため、痛み改善しないのです。

まとめ

ということで筋肉のバランスについてお伝えしました。

どのバランス要素も、たった一回の施術や運動では当然ながら変わりません。

ストレッチも三日坊主では一時的な変化しかしないですよね。

継続することがとても大切になりますよ。