りはろぐ|身体の仕組みを伝えるリハビリブログ

ピラティスサロン&スクール Reed Green 川本達也の公式ブログ

ピラティスするなら読むべき専門書「運動療法としてのピラティスメソッド」

こんにちは。Tatsuya@PT,pilatesです。

近年、理学療法士や柔道整復師、鍼灸師など、多くの専門家がピラティスの資格を取得されています。ですが、ピラティスを活用した研究論文はあまり見かけないですよね?

ピラティスなどのボディワークをすると、確実に体の変化を感じることができます。

でもそれが何故かいまいちわからないな〜と思っている方も多いのではないでしょうか?

今回は、現在ピラティスを活用されている専門家の方、そしてこれからピラティスの資格を取りたい!と思っている方にオススメの専門書籍をご紹介します。

運動療法としてのピラティスメソッド

 『運動療法としてのピラティスメソッド』は、理学療法士やスポーツトレーナーなら一度は目にしたことがある月刊誌「臨床スポーツ医学」と同じ出版社の文光堂より出版されています。

監修や執筆にはDr.が携わり、また各ピラティス団体のトップの方々が執筆されています。 

書籍の構成は、ピラティスの歴史から、部位別・疾患別ピラティス、ピラティスの応用として各スポーツにおけるエクササイズとその理論から成り立っています。

"部位別"とか "疾患別"って医療従事者ならではですよね!!

医療従事者でありながらピラティスインストラクターとしてもご活躍されている先生方が執筆されていることはもちろん、各項目に参考文献が豊富に使われていることが、この書籍の素晴らしいところです。

「どんな参考文献をどれだけ使っているか」って気になりませんか?笑

 

「運動療法は苦手なんだよな〜」を克服できる

  • 評価や徒手療法はできる。けど運動療法は苦手!とりあえず昔からパターン化してる。
  • 文献に「〇〇に△△が良い」と書かれていた。でもリハビリ現場で試しても結果が出ない。
  • ぶっちゃけ急性期は勝手に治るけど、慢性期はお手上げ!ホームエクササイズがいまいち...てかみんな家で運動はしないよね〜

これらは私自身が過去によく感じていたことばかりです。

今この記事を読んで下さっている方も同じように感じたことがあるのではないでしょうか?

 私は外来リハビリで勤務してすぐに自分の苦手だった運動療法に直面し、ピラティスを学び始めました。

ピラティスを学んだことで、2単位40分間のリハビリやお客様とのセッションで、運動療法で結果が出るようになりました。

リハビリ中やセッション中に体の変化を感じていただければ、『家でも運動しよう!』と思ってもらえますよね。

 

まとめ

『運動療法としてのピラティスメソッド』

正直この本は、一般の方には難しい専門用語が出てきて難しいと思います。

ですが、ピラティスが気になる!資格を取りたい!と思っている医療従事者は、資格を取る前でも読むことを是非オススメします。

そしてピラティスの資格を取ったけど、その理論がよくわからないな〜と思っている方も是非この書籍を読んでみてくださいね。