こんにちは。
前回は筋肉の役割の一つ「身体を支える」に着目して、筋肉のバランスについてお伝えしました。
今回は筋肉の4つの役割を細かくみていきたいと思います。
筋肉の役割
身体を支える
人が生活する中で、身体の軸になるのが骨です。
そして筋肉は、骨と骨を繋ぐ組織の一つであり、筋肉は関節を安定させながら骨を動かしていきます。
人は筋肉で身体を支えながらも、その筋肉が伸び縮みをすることで柔らかい動きができるのです。
しかし、筋肉が衰えてしまうと骨で支えるばかりになってしまい、動きがカチカチに固くなってしまいます。
上写真のようなご高齢の方の動きをイメージしてもらうとわかりやすいですよね。
全身のあらゆる筋肉で身体を支えられなくなった時に、姿勢や動作の崩れが出現します。
組織を守る
(筋肉自身は思っていないかもしれませんが)筋肉には組織を保護するという役割があります。
手足であれば骨を守り、体幹であれば内臓を守ってくれています。
脳や心臓、肺は人が生きるために絶対に必要な臓器であるため、頭蓋骨や肋骨といった硬い骨によって守られていますが、お腹回りの臓器は腹筋などが保護をしてくれます。
保温、代謝を上げる
これは多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか?
運動をしたら、その後数時間〜1日は身体の温度が上がって「暑いな」「運動したら体が温まるな」と感じると思います。
これが筋肉の役割である"保温、代謝を上げる"ということです。
逆に運動不足になると、寒かったり、冷えを感じたりしますよね。
気温が下がり冬になれば寒くてブルブル震えますが、これは震えることで筋肉を使い熱を発生することで体を温めようとしているのです。
ポンプの役目
イラストはふくらはぎの筋肉が収縮ー弛緩をすることで血液が流れていく様子を表しています。
人体におけるポンプは、心臓をイメージされることが多いと思います。
心臓が動くことで血液が全身に運ばれて酸素を運搬していますよね。
全身に運ばれた血液は再び心臓へ戻ってくるのですが、心臓から離れるほど血液の勢いは弱まってしまいます。
そこで手足の筋肉を収縮することで、血液が心臓へ戻ってきてくれます。
足が浮腫む原因の一つに、筋肉の動かすことが少ないことが挙げられます。
まとめ
筋肉の役割を4つまとめました。
筋肉が大切だとわかったところで、無理のない範囲で運動を始めてみてくださいね。